カラコンのサイズとフィット感の重要性
カラコンも眼の中に入れる医療品の1つです。
ですから、視力矯正が必要ない場合でも、正しい装着とともに自分にあったカラコンを選ぶことが重要になってきます。
カラコンを選ぶときに必要な目の情報はいくつかあります。
視力矯正が不要の場合、視力に関わる情報はいりません。
誰でも必要になる目の情報として、レンズ直径(DIA)、着色直径、ベースカーブ(BC)があります。
なかでもレンズの直径、つまりサイズは意外と重要です。
つい大きい方が目がぱっちり見えると思って、適切なサイズ以上を使ってしまう場合もあります。
しかし、サイズが合っていないと目に支障が出てしまいますし、なにより装着感が悪く不快になってしまいます。
一人一人、特に黒目の大きさは異なりますので、サイズもいくつか用意されています。
サイズが大きい程、目が覆われる部分も大きくなります。大きい方が着色も大きくできるのは確かですが、マイナス面もあります。
コンタクト素材が目を覆ってしまう部分が多いほど、目に酸素を通しにくくなるので乾燥を強く感じる原因になります。
最近のカラコンも素材が進化して、酸素透過率もグッと上がっています。
しかし、何も装着していないときほど酸素が瞳に届くわけではありません。
酸素が十分ではないと乾燥してカラコンが張り付くような圧迫感がでてきます。
それだけではなく、乾燥すると視界がぼやけるといった、見えにくさの原因にもなります。
サイズが合っていないとフィット感の面で、もう1つ問題になるのが「ズレ」です。
サイズが合っていなくて大きすぎるとズレることが起こりやすくなります。
そうなるとズレるときに目を傷つけたり、装着感の悪さにも繋がります。
逆に小さすぎると圧迫感になるので目が開けにくい、ある程度装着していると痛くなるなど、こちらも眼の負担が増します。
サイズはフィット感をよくすることはもちろん、目の健康面でも重要なポイントです。
無理のない範囲のサイズを選ぶとともに、自分の目の情報をしっかりと把握しておきましょう。